【ホイアン観光】ノスタルジックなホイアンの街

ベトナムのリゾート・ダナンから車で約40分の港町、ホイアン。日本とも馴染みがあるホイアンの街を歩くと、どこか懐かしい気持ちになります。今回は、そんなホイアンでの観光体験を書きます。

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ホイアン観光】ホイアン旧市街

 

ダナン旅行全体の記事はこちら。

otono-iro.hatenablog.jp

 

■目次

 

1. ホイアンで旧家を訪ねる

ホイアンは、16世紀頃から貿易港として栄えた港町です。その古い街並みは、1999年に世界遺産に登録されました。

 

チケット販売所で5枚つづりのホイアン旧市街観光チケットを購入すると、旧家や会館を見学できます。1人120,000ドン(約600円)。チケットと一緒に、日本語で書かれたホイアン旧市街マップをもらいました。

 

①福建会館で中国を感じる

色鮮やかな門が一際目立っていました。福建会館です。

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福建会館

福建会館は、福建省からきた華僑の集会所で、約250年前に建てられた建造物です。鮮やかな色や彫刻から、中国の華やかさが感じられます。

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福建会館で中国を感じる

会館内には、赤い螺旋状の大きな線香がたくさん吊り下げられています。奥には祭壇がありました。

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福建会館の内部

■福建会館 [Hội quán Phúc Kiến]

 

②クアンタンの家でホイアンの伝統を知る

クアンタンの家は、約300年前に建てられた民家です。私が日本人だと分かると、入り口にいた家主と思われる方が日本語で「7代目」と言ってくれました。

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クアンタンの家

入り口が狭く、奥に長い造りは、ホイアンの伝統なんだとか。また、部屋と部屋の間に中庭があるのもホイアン伝統家屋の特徴です。

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クアンタンの家の中庭

クアンタンの家の奥には、ホワイトローズ作りをしている方がいました。

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クアンタンの家のホワイトローズ

■クアンタンの家 [Nhà cổ Quân Thắng]

 

③日本の名がつく、日本橋

ホイアンには、日本橋と呼ばれる橋があります。

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日本橋

ホイアンに住んでいた日本人が作ったとされている橋で、正式名称は「来遠橋」です。ホイアンの象徴とも言われ、歴史の風情を感じました。

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日本橋の通り抜けは無料

日本橋は、ホイアンに住むの方も日常的に使用している橋です。そのため、観光として橋を見学するのであればチケットが必要ですが、通り抜けのみは無料のようです。

日本橋 [Chùa Cầu Hội An Quảng Nam]

 

④フンフンの家で旧市街を眺める

日本橋のすぐ近く、フンフンの家は約200年前建てられた貿易商の家です。

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フンフンの家

家の中には、調度品が飾られています。壁はベトナム、柱とドアは中国、屋根は日本の建築様式が、1つの家に組み込まれているそうです。奥には、刺繍の工房もあります。

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フンフンの家の調度品

フンフンの家は、2階も見学できます。2階テラスからは、日本橋が見えました。

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フンフンの家の2階から

■フンフンの家 [Nhà cổ Phung Hung]

 

⑤ダックアンの家の調度品

ダックアンの家は、約200年前に建てられた家です。入り口右手に並んだ小さな引き出しが印象的でした。

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ダックアンの家

家の中には椅子がたくさんあり、ゆっくり休憩しながら調度品などを見ることができます。

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ダックアンの家の調度品

■ダックアンの家 [Nhà cổ Đức An]

 

ホイアン初の世界遺産・タンキーの家

タンキーの家は、約200年前に建てられた香料の貿易商の家で、ホイアンで最初に登録された文化遺産です。

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タンキーの家

日本と中国の建築様式で造られていて、細やかな装飾が素晴らしいです。

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タンキーの家の建築様式

家具などの調度品も当時のまま残っています。昔の寝台の小ささには驚きました。

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タンキーの家の寝台

■タンキーの家 [Nhà Cổ Tấn Ký]

 

2. ホイアンで食を楽しむ

ベトナムで一番おいしいバインミー

ホイアン旧市街の端にあるバインミーのお店、バインミー・フーンは、ベトナムで一番おいしいバインミーと言われるお店だそうです。店の前には行列ができていました。

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バインミー・フーン

ベトナムのフランスパンには米粉が使われているため、もっちりとしています。中身は選ぶことができ、欲張ってタップカム(全部入り)を注文。フランスパンなので洋風な味かと思いきや、アジアの香りが広がり、うまく融合していました。

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バインミー

バインミー・フーン [Bánh Mì Phượng]

 

②定番の味・ベトナムコーヒー

ホイアン旧市街クアンタンの家の近くのカフェ、ファイフォ・コーヒー&レストラン。店頭の席で旧市街の街並みを眺めながら、ベトナムコーヒーをいだだきます。ベトナムコーヒーは少し苦めです。

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ベトナムコーヒー

■ファイフォ・コーヒー&レストラン [Faifoo Coffee & Restaurant]

 

ホイアン名物料理を堪能

アンホイ島の川沿い、ランタンがきれいなキエウ・ガーデンでシーフード料理をいただきました。

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キエウガーデン

見た目がバラのようでかわいらしいホイアンの名物、ホワイトローズ。ぷりぷりの水餃子のようなもので、何個でも食べられるくらいおいしい。ちなみにドリンクは、マンゴーシントーというスムージーのようなドリンクです。

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ホワイトローズ

このレストランに入る決め手となったのが、インパクト大のエビのココナッツジュース蒸しです。ココナッツの実に、蒸したエビがぐるっと一周刺さっています。エビは、ココナッツ風味の優しい味わいです。

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エビのココナッツジュース蒸し

■キエウ・ガーデン [Kieu Garden]

 

④カフェでひと休み

ホイアン旧市街日本橋近くのカフェ、ココボックス。カフェスペースの隣は、コーヒーやジャムなどを販売するお店になっていました。

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ココボックス

ココボックスでは、ココナッツコーヒーを注文しました。ティラミスのような、苦くて甘い、絶妙な味です。このカフェでは、オーガニックなドリンクも楽しむことができるようです。

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ココナッツコーヒー

■ココボックス [Cocobox]

 

3. ホイアンの街を歩く

ホイアンは街全体が世界遺産で、歩くだけでもノスタルジックな雰囲気を味わえます。

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ノスタルジックな雰囲気

ホイアンらしい、ランタンが並ぶお店もたくさんあります。色・サイズ・デザインも様々で、どれも素敵です。

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ランタンのお店

 

日本橋近くに、ホイアン・オーガニック・ショコラティエというチョコレートのお店を見つけました。マンゴーやチリなどベトナムの素材を使用したチョコレートで、全種類試食可能です。ベトナムのチョコレートとしては甘さは控えめで、ビターな味わいです。

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ホイアンチョコレートのお店

一番のポイントは、おしゃれなパッケージ。好きな味を選んで詰め合わせることもでき、お土産に最適です。

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おしゃれなパッケージ

ホイアン・オーガニック・ショコラティエ [Hoian Organic Chocolate]

 

ホイアン旧市街では車は走ることができないですが、シクロという乗り物を頻繁に見かけます。人力車の自転車版みたいなものです。これに乗ると、あっという間に街を一周できます。シクロは一人150,000ドン(約750円)でした。

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シクロ

トゥボン川の向こう側に見えるのが、アンホイ島です。ホイアン旧市街から橋を渡ると、アンホイ島に到着します。

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アンホイ島へ

 

4. ランタンが灯る夜

夜になると、アンホイ島周辺は、ランタンの明かりがともり、幻想的に。ランタン祭りは毎月満月の夜ですが、ナイトマーケットには、毎日たくさんのランタンが並んでいて、毎日がお祭りのようなんだそうです。

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ホイアンナイトマーケット

トゥボン川の川面を流れる光は、無数の灯篭です。灯篭流しは、200,000ドン(約1000円)ほどで体験できます。私も、ボートに乗って灯篭流しを体験し、ロマンチックな時間を過ごしました。

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夜のトゥボン川

日本橋もライトアップしていて美しいです。昼間とはまた違ったホイアンの街を楽しむことができます。

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夜の日本橋

 

5. ホイアン旧市街の場所

ホイアンには、ダナンから車で約40分で行くことができます。日帰りももちろん可能ですが、ホイアンの夜の美しさは格別なのでホイアンで一泊するのがおすすめです。

  

6. ホイアン旧市街おすすめコース

ホイアン旧市街の観光チケット販売場所は複数あります。そのため、利用するチケット販売場所によって、観光の始点が変わります。私のホイアン観光はバインミー・フーン近くの駐車場からスタートしたため、ホイアンビーチ側を始点とするコースとなります。

 

14:00 バインミー・フーンで遅めの昼食

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14:45 福建会館、クアンタンの家を楽しむ

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15:30 カフェとシクロで休憩タイム

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16:45 日本橋、フンフンの家を楽しむ

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17:30 ダックアンの家、タンキーの家を楽しむ

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18:15 レストランでホイアン名物を堪能する

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19:30 灯篭流し・ナイトマーケットで幻想的な世界に浸る

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20:30 カフェでひと休み

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旧家や会館の所要時間は、20分程度です。カフェで休憩したり、お買い物したり、シクロに乗ったりしながらのんびりと観光できます。

 

このように、午後の明るいうちからホイアンを観光することで、昼と夜の2つのホイアンを楽しむことができます。みなさんもぜひ、ホイアン旧市街で楽しい観光をしてください。

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ホイアン観光のまとめ

 

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